耳学問 2021 5 30

「耳学問の長所と短所」
 政治家も経営者も、どんなに忙しくても、
しっかり本を読んで勉強すべきです。
 忙しくて本が読めないから、
専門家や評論家の意見を聞くというのは、
「時短」になるから合理的だと思うでしょうが、
それが危機を招く場合があります。
 ひとかどの専門家や評論家になると、
まるで宗教の教祖のように影響力を持っているのです。
 そうすると、そういう影響力に負けて、
専門家や評論家に「惚れて」しまうのです。
 もちろん、専門家や評論家の意見は十分に聞く必要がありますが、
最後は、自室にこもって決断する必要があります。
 その時、読書という蓄積がないと、
多くの人の意見に左右され、決断ができないという状態になります。
 庶民の勘は鋭いのです。
「あの人は物知りだが、しょせん耳学問だ」
そうなると、国民も社員もついてこなくなります。
 1冊の本を書くには、100冊の読書が必要であると言われています。
こうした蓄積がないと、読者は、すぐ見抜いて、
「内容が浅い本だ」という感想を持ちます。








































































































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